18th 3月 2010

赤字法人の税務調査は…?

不況が続き、赤字法人が増えています。廃業しないのが精一杯で、昇給なんてまだまだという法人も少なくありません。
さて、これまで税務調査と法人税の関係についてご紹介してきましたが、赤字法人で利益が出ていない場合、税務調査は心配しなくていいのでしょうか。

答えはNOです。赤字法人は、法人税や事業税は課せられませんが、税務調査がなくなるわけではありません。

法人が支払う税金は、法人税・事業税以外にも、印紙税、固定資産税、事業所税、不動産取得税、消費税などたくさんの税金があります。きちんと税務処理が行われているかどうかということが税務調査の対象となります。

また赤字法人に関連したことですが、日本の法人の70%近い会社が赤字だというデータもあります。利益が出ていないから赤字法人なのですが、赤字法人の20%程度が赤字決算するための工夫(節税対策)を施しているということのようですね。

こうした”偽装”赤字法人の税務処理をチェックするためにも税務調査は行われているので、赤字だからといって税務調査が簡単に済むというわけではないわけですね。きちんとした税務処理を行った上で、赤字にするか黒字にするかという問題は対銀行や対取引先との関係を総合的に判断して対処する問題ですが、適正な税務処理が行われていない場合には、税務署から指摘を受けてしまうことも……

今年も赤字決算を行った法人は多いと思いますが、税務処理上問題がないかどうかのチェックはきちんと行っておきましょう。

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